像高わずかに56.5センチの小像ですが、藤原時代後期の典型的作品です。
桂材寄木作りで、漆箔仕上げ。条帛をつけ、智拳印を結び、結跏趺坐している金剛界大日如来で、全体として優美な姿をもち、顔は温和です。
東光寺炎上(1725)の折り、三尊佛類焼をまぬがれ、貞和(じょうわ)2年の本堂再建より今に至ります。棟梁は魚沼下河西の彫工人の細川正常。
東光寺の大日如来の脇侍として伝わっています。
高さ91センチ余で、材質は椿の一本彫り。唐風の鎧を着、兜は被ってはいません。邪鬼を踏まえ右手に錫杖を持ち、左手に宝塔を掲げています。
南北朝時代の作と言われています。
東光寺の大日如来の脇侍として伝わっています。
高さ85センチ余で、桧の一本彫り。右手に利剣、左手に羂索を持っています。加楼羅炎の光背があり、徳利の東部をはっきりと浮き出しています。南北朝時代の作と言われています。